サッカーおたくがアイドルにハマった話
サッカーおたくがアイドルにハマった話を、いつか記録としてどこかに残しておこうとは思っていたけれど、まさかこんなタイミングで綴ることになるとは思ってもみなかった。
私がハマったのは関ジャニ∞というジャニーズのアイドルグループ。
サッカーと同じくらい音楽が好きで、ジャンル問わず何でも聴くし、音楽番組も見るし、同級生や職場の同僚に強火のエイターが居たので
存在も曲も知っていたし、顔と名前と担当楽器、メンバーカラーも知識として持っていた。
そんな私がハマるきっかけになったのは、関ジャム。
私がサポーターをしているサッカーチームは1度だけJ1にいったことがある。
それが2015年で、同じ年に関ジャムは始まった。
今、この国では、J1ではないチームが全国で放送しているテレビ番組に取り上げられる機会は本当に少ない。例えJ1でも注目試合のみ動画で結果を放送して残りは
「その他の試合結果」というテキスト放送ということもザラにある。
そもそも一般人でJリーグの昇格降格システムを知っていて、今年J1にはどのチームが居るかを把握している人がどれくらい居るんだろうか。
(そもそも、J3・J2・J1にカテゴリー分けされているのを知らない人も多い)
そんな中、関ジャムの後放送しているやべっちFCというサッカー番組は、毎週、その週に行われたJ1全試合を動画を交えて放送してくれる全国放送の番組で
今までは放送時間が時間なので、録画で観ていたやべっちFCを、今日は勝ち試合だから、あの選手がゴールを決めたから。というような理由でリアルタイム視聴する機会が増え、結果的に前番組の関ジャムを観ることが増えた。
前述した様に、音楽も好きな私は普通に番組として面白く観ていたし
チームは1年でJ2に降格してしまったけれど、たまたまテーマが面白そうな日はやべっちFCと一緒に予約録画をして観ていた。
そんな感じで1年ちょっと過ごしたある日、ふと強火エイターの同僚が
そんなに番組を観てくれているなら、1度ライブDVDを観てみないか。と貸してくれたJUKEBOXで、私は完全に沼にハマることになる。
何ていうか
バンドシーンかっけええええええ
安田さんギタークソうめえええええええええ
がっつつつつり踊っとるやんけ!!!!!!!!!
(踊らない方のジャニーズって言ったの誰だよ)
ふんどしぃいいいいいいいいいい!?????????
狩りぃいいいいいいいい?????????!?
横山さんトランペット習得したんだ!!!!!!
(この時はまだ横山さんはパーカッションだけという知識だった)
おーーーーるうぃーーーーずうぇえええええーーーーる(号泣)
24時間んんんんんんんんんんん??????????????
お風呂シーンありがとうございます。へそピアス性癖です。
ってなって
これまた同僚に、夏のツアーに一緒に来るかと誘って頂いて
トントン拍子にジャムに参戦し、気付いたら今に至っていました。
なので、きっかけは自体は関ジャム何ですが、何を観てって言われたらJUKEBOXで最初に参戦したライブはジャムになる新規のエイターで
今こうして文章にしてみると、同僚の存在と布教の手腕がすごかったんだなということが解りました。
ちなみに自分は本当にこの年齢(年下組と同年代)にして1度もジャニーズにハマったことがなくて、界隈特有の文化とかが全然分からないので、担当っていうのもいまいち分かっていなくて、メンバー全員大好きなので、中でも1番好きなのは安田さんだけど、安田担というよりは安田推しって感じかなと思っています。
自分がジャニーズにドハマりする日がくるなんて夢にも思わなかったし
そのハマったグループが、2018年4月15日、渋谷すばる退所という大きな決断をして、そこに自分がファンとして立ち会う事になるなんて。
本当に人生は何があるか分からない。
サポーターとして、クラブに在籍している選手の急死や
好きなバンドのメンバーの急死にも直面したことがあって
死ぬわけじゃない。って思うし、解散するわけでもない。大好きな7人が仲違いしたわけでもない。ファンへの対応に誠意しかなくて、こんな時でもカッコよくて。
もういい歳した大人な私は、理解はしているのに、こんなにもこんなにも悲しいのかと、ハマってから約1年ちょっとしか経っていないのに、いつの間にかとても大きな存在になっていたことに、こんな形で気付きたくなかった。
サポーターをしていて、1番辛かったのはJ1から降格した時じゃなくて
その翌年再昇格出来なかった時。
その年は昇格した年よりも勝ち点を積んでいて、リーグ戦終盤に自動昇格圏内の順位だった。絶対昇格出来ると思っていたしチームの状態も悪くなかった。
それでも残り数試合で3位になり、最終節で試合に勝ったにも関わらず、順位が入れ替わることはなかった。
そのまま挑んだプレイオフは、12月の寒冷地で、雨の降る中半ナイター
引き分けでも次に進めたけれど、無情にも終了間際の失点で負けて、その年の1年は終わった。
前昇格した時より試合に勝ってるのに何でとか、あの時、あの試合を引き分けに出来てればとか、寒いし悔しいし悲しいし
あの時の試合は2度と観たくないし、その年の総集編的な番組は録画したままほとんどを観ないまま消してしまった。
それでも私はサポーターだし、チームは続いていくし、応援はずっと続けているけれど、私はあの年の事を、「あの悔しい想いがあったから」なんて美談には絶対しないし出来ない。あの時、あのメンバーで昇格したかったんだよ。
今でも悔しくて辛くて悲しい。
次を見て走り出すことや、応援を続けることとは別問題で、感情としては一生その気持ちが変わることはない。そして、それは新体制になった今のチームを否定することにはならないと思っている。
だから私はすばる君の決断は本当に嫌だし悲しいしずっと7人で居て欲しかったって気持ちはずっとずっと持ち続けると思う。
そのうえで、彼らの決断を受け止めて、6人と1人をこれからも好きで応援したいと思う。
それぞれの応援スタンスがあって、それぞれの歴史や気持ちがあって
良くわからない第三者の「本当に好きならこうあるべきだ」に傷つくこともあるけれど、6人が本当にそれぞれ真摯に伝えてくれたことが皆違ってでも、ああ、この人らしいなと思ったように、ファンだってそれぞれその人らしく在れば良いんだと私は思う。
なんだか良くわからない殴り書きみたいな文章になってしまったけれど
7人の幸多き未来と安田さんの1日も早い回復を祈念して締めの言葉に代えたい。
2018.4 △